あんログのタイ成長日記

旅行とグルメ好き大学生のタイ留学日記✍️

 

日本に帰国して〜若者の危機意識が低すぎる!!〜

Sawaddee kha!

あんログです。

 

無事、日本に帰国することができ、ただいま自宅で外出自粛中です。

私が日本に帰国する当日に、タイ国際航空の運休が発表され、なんと私の便で日本行き最終便だったようで、、、なんとか帰ることができてホッとしています。

 

さて、今日は日本に帰国してから感じたこと、主にコロナウイルス対策について、日本の現状とあわせて書きたいと思います。

 

まず、ご存知の方も多いとおり、今週末3月28日、29日は都知事から東京都の外出自粛命令がだされました。不要・不急の外出は控えましょうという法的拘束のないいわばお願いのようなものですが、テレビやSNSを見た感じからも多くの方が自粛傾向にあると思います。

 

では、その声明が出される前について、、

 

私は25日に日本に本帰国しました。

タイに滞在中もなんとなくニュースやSNSを見ていて、感じていたことではありますが、改めて日本人、特に若者の危機感の低さに驚きました。

 

タイの感染者は1000人を超えましたが、日本よりも低く、もっと早い段階からすでに全学校でオンライン授業に移行され、旅行や外出も大学側からも制限・注意勧告されている状態でした。

 

また外食が禁止になる以前からも、より強い自粛ムードがありましたし、マスクは前提として、徹底的な除菌活動やコンドミニアムでの体温調査、エレベーターでのソーシャルディスタンスなど、みんなが危機感を持って生活しているように感じました。

 

ところが、日本に帰って見て、逆カルチャーショックのようなものを受け、驚きや悲しみなどの感情が生まれました。

 

なぜなら多くの日本人が依然として、旅行に出かけたり花見に行ったり飲み会に行ったりとまるで世界で起きていることが他人事のように、何も起きていないかのような生活を送っている人が多いように感じたからです。

 

ニュースを見ていても

「自分の周りにはいないから」とか「あまり近くに危険があるように思わない」、「やめた方がいいかなと思ったけど、この日から日程がなかったから」などと、他人事のように捉える人が多くて驚きました。

 

現に、同じように対岸の火事と思っていた欧米の国々で中国を超えるレベルの被害を受けているにも関わらず、どうしてそんなふうに思えるのだろうか、どうして日本だけ、自分だけ安全だと思えるのだろうかと不思議でなりませんでした。

 

そして、もちろん同じように危機意識を持っている人もいましたが、そういう声が挙げにくい雰囲気だったり、注意喚起する声が少ないことにも悲しくなりました。

 

最初に述べたように、この週末の外出自粛制限や東京を中心とする連日の感染者の増加を受けて、少しずつ自粛ムードが強くなってきたように感じますが、日本に帰って改めて、タイや他国との政府の政策の違いや、国民の意識など、国によって全く異なることを実感しました。

 

日本もここからが正念場だと思うので、いかにここで抑え込めるか、みんなが団結して感染を食い止める努力をできるか、というところにかかっていると思います。

 

私は発信して伝えることくらいしかできませんが、今後も自分の言葉で伝えていきたいと思います。

 

正直、思っていることがたくさんありすぎて、うまく書き切れませんが、ほかにもいろんな問題があると思います。

 

例えば

・政府の指示・方針決定の遅さ

・留学生の奨学金・隔離に対する補償問題

・若い世代の世界に対する関心の低さ

・日本の同調圧力が強い傾向

などなど

 

政府に関しては、タイ政府と比べた感想です。

どちらがいいということを言いたいわけではありませんし、互いに利点、欠点があると思いますが、今回のウイルス対策に関して緊急時の対応能力、指示命令の早さは日本は世界的に見ても劣ると思います。

 

政府の構成の仕組みや法的制度などいろいろなことが関わると思いますが、タイでは連日会議を通して、新たな対策が出されて行くのに対して、日本政府が何度も検討を重ね、慎重な様子が伺えました。

 

また、留学生に対する対応に関しても、ほとんど報道されていませんが、早期帰国にかかる負担は決して軽くありません。

地方に実家のある生徒は特に困難が強いられていると思います。

 

留学生のほとんどは国からの奨学金をもらい、それによって留学を実行できるという人がほとんどだと思います。

 

最初の武漢の時には政府がホテルを用意したりしていたのに、結局今は感染爆発の起こっている欧米からの帰国者に対しても全て自己負担というような形のように思えます。

 

私の留学先で出会ったインドネシアの生徒は帰国も政府からの指示、帰国後の2週間隔離も政府の用意する待機先がありました。

同じ国に滞在していたのに、国によって隔離されるか、支援の手厚さもまるっきり違うことに衝撃を受けました(現在ではすでタイも2週間自主隔離対象ですが、あくまでも全て自己負担です)。

 

若い世代や同調圧力に関して言えば、周りに流されて自分で正しい・正しくないの判断ができない人が多いように感じます。

 

自分でニュースを見たり、世界の出来事に関心を向けて、自分なりの行動をできる人が少ないです。

ニュースでも「親に言われたから」とか人に指示されて動く若者が多いのではないかと思います。

 

もちろん、親や大人がそういう風にいうことは大事ですが、海外・タイにいても政治問題などに関してデモや抗議を行うのは学生が中心です。

こういったところがやはり日本の若者の政治に対する無関心と言われる原因なのではないかと思います。

 

周りがやっているから合わせるのではなく、自分の意見を持って、ただ同調するのではなく、自分の意見を発信したり、行動に移すことが、今の日本に必要なことなのではないかなと思います。

 

もちろん、私自身もタイでの留学経験を通して、身についた部分も多くあるので、やはり外に出て、いろんなことを体験したり、外から日本をも見てみることが大切だなと改めて感じました。

 

少し話がずれてしまったかもしれませんが、今回のコロナ騒動を通して、改めて国による対策や政策の違い、国民性の違いが浮き彫りになり、とても勉強になりました。

 

とにかく今はみんなで団結して、一刻も早い終息を願って、また楽しい普通の生活が送れるように頑張って行きたいところです。

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

それではこの辺で。

 

あんログ。

2020.3.29